反落、インドの感染拡大やNOPEC法案が重し=NY原油概況
NY原油先物6月限(WTI)(終値)
1バレル=62.67(-0.76 -1.20%)
ニューヨーク原油の期近は反落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比0.94~0.76ドル安。その他の限月は0.71~0.50ドル安。
世界的に新型コロナウイルスの流行が続いていることが重しとなった。世界第3位の石油消費国であるインドでは爆発的な感染拡大が止まっておらず、石油需要は下振れする見通し。米下院司法委員会が石油生産輸出カルテル禁止法案(NOPEC)を可決したことも圧迫要因。本法案によって石油輸出国機構(OPEC)加盟国を反トラスト法違反で提訴することが可能になるが、本法案はこれまで繰り返し審議されつつも成立にこぎつけていない。
時間外取引で6月限は64.38ドルまで上昇したものの、通常取引開始を控えて上げ幅を消した。その後は売りが強まり61.49ドルまで急落。ただ、安値からは1ドル超切り返して引けた。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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