P&Gが軟調 通期1株利益の見通し維持を嫌気=ダウ採用銘柄
P&Gが軟調。1-3月期決算(第3四半期)を発表しており、1株利益、売上高とも予想を上回ったものの、通期の1株利益の見通しを維持し、予想を下回ったことを嫌気しているようだ。
第3四半期の1株利益が予想を上回ったことから、通期の同見通しを維持したということは、第4四半期は予想を下回っていることを意味している。アナリストからは、通期のガイダンスが維持されたことで、第4四半期のコンセンサスを0.05ドル~0.10ドル下方修正したとの声も出ている。
また、同社は原材料価格が上昇しており、一部の家庭用品の値上げ実施する計画を発表した。
(1-3月・第3四半期)
・1株利益:1.26ドル(予想:1.19ドル)
・売上高:181.1億ドル(予想:179.6億ドル)
ヘルスケア:23.6億ドル(予想:23.6億ドル)
・実質売上高:+4%(予想:+3.58%)
ビューティー:+7%(予想:+8.28%)
グルーミング:+4%(予想:+2.89%)
ヘルスケア:+3%(予想:+3.3%)
ファブリック&ホームケア:+7%(予想:+3.97%)
ベビー・女性・ファミリーケア:-1%(予想:+0.83%)
・フリーキャッシュフロー:34.3億ドル
(通期見通し)
・1株利益(調整後):5.53~5.63ドル(予想:5.68ドル)
・実質売上高:+5~6%(予想:+5.4%)
(NY時間10:00)
P&G 135.73(-0.88 -0.64%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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