ドル円は108円割れ後に反転上昇、オセアニア通貨も堅調=東京為替前場概況
東京外為市場、序盤のドル円は日経平均株価の急落を背景に107.97円近辺まで弱含み、3月5日以来の108円割れとなった。その後は5・10日(ゴトウビ)に伴う実需のドル買いで値を戻し、仲値通過後も米10年債利回りが1.61%台へ上昇していることを受け、108.32円付近まで強含んだ。
豪ドルがしっかりとなっており、豪ドル/ドルは前日高値を上回る0.7793ドル付近まで強含み、豪ドル円も84.36円近辺まで上昇。午前10時30分に豪州中央銀行(RBA)から金融政策委員会の議事録が公表され、豪ドル買いで反応している。国内経済の回復は予想以上という見方が示されたことなどが好感されているもよう。
NZドルも選好されており、NZドル/ドルは前日高値を上回る0.7204ドル付近まで、NZドル円は78.03円近辺まで上昇。RBA議事録公表を受け、隣国
ニュージーランドの経済回復も早いとの見方が広がり、豪ドルの上昇につれ高している。
日経平均株価は大幅反落。前引けでは前営業日比534.66円安の2万9150.71円となった。
午前11時30分現在では、ドル円は1ドル=108.21円、ユーロドルは1ユーロ=1.2048ドル、ユーロ円は1ユーロ=130.38円、ポンド円は1ポンド=151.44円、豪ドル円は1豪ドル=84.31円、NZドル円は1NZドル=77.90円、スイス円は1スイスフラン=118.25円、カナダ円は1カナダドル=86.53円付近で推移している。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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