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ユーロ円は130円台前半 ECBのコミットなければ欧州債利回りの過度な急上昇も指摘=NY為替

為替 

 為替市場はドル売りが優勢となる中で、ドル円は下げを加速させている一方で、ユーロドルは心理的節目の1.20ドル台を回復している。その中でユーロ円は130円台前半での一進一退が続いている状況。130円を下回るようだと買いも入るようだが、上値追いの気配までは見られていない。ただ、21日線の上はしっかりと維持されており、底堅さは堅持している。

 今週はECB理事会が木曜日に控えているが、市場では据え置きが確実視されている。ラガルド総裁の会見が注目されているものの、スタンスに変化はなく、「好ましい条件での資金調達環境を維持」との文言を繰り返してくるものとみられている。

 市場の一部からは、直近発表のユーロ圏の経済指標が好調なことから、今週の理事会でその検証が行われるとの見方が出ている。市場ではECBは7月までにパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)下での債券購入を減速させ、12月会合で来年3月に現在の方針通りに終了するとの見方も少なくない。今回の理事会は6月の理事会に向けた前段階との位置づけもあるようで、何らかのヒントが出るか注目される。

 ただ、ECBのコミュニケーション戦略がいまひとつスムーズに市場に伝わっていないとの声もある中で、今週のECB理事会で緩和維持の強いコミットメントが示されなかった場合、次回6月に向けて欧州債利回りが過度に上昇する「ミニ・テーパータントラム」を引き起こす可能性があると警戒感を示し、欧州債の売り(利回り上昇)を推奨する向きも少なくないようだ。その場合の為替市場の反応はユーロ高となる可能性が高い。

EUR/JPY 130.13 USD/JPY 108.12 EUR/USD 1.2036

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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