ドル円は108円台を維持も下値警戒を強める=NY為替
ドル円はロンドン時間からの下げは一服させているものの、108円台前半と本日安値圏での推移が続いている。ロンドン時間から売りが加速し、サポートとして意識された108円台半ばの水準をブレイクしたことで、ストップを巻き込んで一気に利益確定売りが強まった格好。米国債利回りがNY時間にかけて上げに転じたことから、108円台は維持しているものの、一時108円割れを試す場面もみられた。
きょうの下げを受けて、テクニカル的にも戻り売りの流れを強めた格好となっており、早期に108円台半ばの水準を回復できないようであれば、さらなる下落も警戒される。目先は今年に入ってから3月までの上波のフィボナッチ38.2%戻しが107.75円付近に来ており意識される。その水準を割り込むようであれば、同50%戻しの106.80円の水準までの下げも視野に入りそうだ。
USD/JPY 108.13
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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