ドル売りが優勢な展開に=東京為替概況
週明けの東京市場でドル円は108円50銭台に値を落とした。先週末は108円80銭前後で取引を終え、週明けは108円70銭台でスタートと、若干頭が重いものの目立った乖離なく取引が始まった。先週末1.59%台まで上昇していた米10年債利回りが、週明け1.56%台まで下げたことや、週末にビットコインが急落、朝方米株先物時間外の売りが目立ったことなどからのリスク回避の円買いもあり、午前中に108円55銭まで。その後108円60銭台まで少し値を戻していたが、午後に入って再び108円50銭台に値をおとした。
ユーロドルは午前中の下げから回復の動きとなった。午前中は1.1970前後から1.1940台に値を落とす展開に。先週末1.20手前が重かったことで、短期筋の利益確定売りが出てことや、米中の対立を懸念したリスク回避の動きなどが重石に。売り一巡後は買い戻しが入り、午後もユーロ買いドル売りが強まる形で、午前の下げ分をほぼ解消する動きを見せた。
株安の動き、週末のビットコイン急落などを受けたリスク回避はクロス円の売りにもつながり、ユーロ円は朝方の130円20銭前後から129円70銭前後まで。午後に入って買い戻しも130円ちょうど前後が重くなっている。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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