黒田日銀総裁 必要があれば、躊躇なく追加的な金融緩和措置
黒田日銀総裁は15日、日銀支店長会議の冒頭で挨拶。同挨拶文を日銀HPで公開している。
日本景気は、内外における新型コロナウイルス感染症の影響から引き続き厳しい状態にあるが、基調としては持ち直している。
先行きについては、新型コロナの影響が徐々に和らいでいくもとで、外需の回復や緩和的な金融環境、政府の経済対策の効果にも支えられて、改善基調を辿るとみられる。もっとも、警戒感が続くなかで、そのペースは緩やかなものにとどまると考えられる。
物価は先行きプラスに転じていき、徐々に上昇率を高めていくと考えられる。
金融システムは、全体として安定性を維持。
金融政策は、2%の「物価安定の目標」の実現を目指し、これを安定的に持続するために必要な時点まで、「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」を継続。
当面、新型コロナウイルス感染症の影響を注視し、必要があれば、躊躇なく追加的な金融緩和措置を講じる。
執筆者 : MINKABU PRESS
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