中盤に円高一服、NZドルはRBNZ後の下げが限定的に=東京為替前場概況
東京外為市場、全般に株価にらみの展開。序盤は株安を背景にリスク回避の様相が強まり、円が全面高となった。中盤に差し掛かると、日経平均株価が下げ渋ったほか、香港株や上海株がプラスでスタートしたことが材料視され、円高が一服。ドル円は108.75円付近を本日安値に、108.90円前後まで値を戻した。ドル円の戻り歩調につれて、クロス円も下げ一服となった。
NZドルは午前11時のニュージーランド中央銀行(RBNZ)による政策金利据え置きの発表後、初動は売りで反応した。声明において、国内経済は減速しているとの見方を示したことなどが嫌気されたもので、NZドル/ドルは0.7048ドル付近、NZドル円は76.73円付近まで小幅に下落。ただ、NZドル売りは強まっておらず、安値を付けた後は値を戻す展開になっている。
日経平均株価は反落。前引けでは前営業日比101.76円安の2万9649.85円となった。
午前11時30分現在では、ドル円は1ドル=108.88円、ユーロドルは1ユーロ=1.1959ドル、ユーロ円は1ユーロ=130.21円、ポンド円は1ポンド=149.84円、豪ドル円は1豪ドル=83.28円、NZドル円は1NZドル=76.93円、スイス円は1スイスフラン=118.33円、カナダ円は1カナダドル=86.81円付近で推移している。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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