クルーズ株が上昇 CDCが夏半ばまでに制限付き再開を認める可能性を示唆=米国株個別
カーニバルやノルウェージャン、ロイヤル・カリビアンなどクルーズ株が上昇。メディアの問い合わせに対して、米疾病予防管理センター(CDC)が、夏半ばまでに制限付きでクルーズ再開を認める可能性を示唆したことが材料視されている。
CDCは運航再開に向けた厳格な枠組みを維持しており、それが過度に負担が大きく、クルーズ業界からは、「ホテルやテーマパークのような他のホスピタリティ産業よりも厳く扱っている」と不満の声が強まっていた。
クルーズの準備には約90日間を要することもあり、再開に向けたプロセスの不確実性がクルーズ業界を苦境に追いやる中で、カーニバルが出港を米国から他の地域に移行することも検討する動きを示した。
そのカーニバルの動きに対するメディアからの問い合わせに対してCDCは、「クルーズ業界および港湾パートナーと協力し、条件付きクルーズ再開に取り組んでいる。この取り組みは米国発の運航再開という多くの業者や旅行者の願望と一致しており、上手く行けば、夏半ばまでに制限付きの再開を認めることができる」と述べた。
(NY時間09:47)
カーニバル 29.79(+1.19 +4.16%)
ノルウェージャン 32.08(+1.00 +3.22%)
ロイヤル・カリビアン 93.33(+2.57 +2.83%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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