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【これからの見通し】ドル高とポンド高に対する調整局面に

為替 

 4月に入ってからは年頭からのドル高相場に調整が入っており、ドル安方向へと押し戻される動きが続いている。それとともに、ポンド高も一服。特に、対ユーロでのポンド買いポジションに対する巻き返しの動きが顕著だ。

 これまで米国と英国はワクチン接種の進展で欧州や日本に先んじてきた。現在でもその状況に大きな変化はないが、そろそろ新たなポジション形成も短期的には飽和状態となってきたのだろう。月末・四半期末・期末などで実需フローが交錯する間に、短期ポジションの維持が耐え切れなくなった感がある。株式市場でも、局地的には損切りの動きがみられていることは、ファンド関連の報道で顕在化している。

 そのようなタイミングであるだけに、今週は調整含みの展開になりそうだ。今週は、あまり理屈通りには相場が動かない可能性もありそうだ。ただ、米景気回復期待やインフレ期待、米債利回り動向に大きな変化がみられなければ、再びドル高路線に回帰する可能性があり、そのあたりの流れの変化には敏感でありたい。つまり、難しい局面ということだ。

 この後の海外市場で発表される経済指標は、ドイツ非製造業PMI確報値(3月)、ユーロ圏非製造業PMI確報値(3月)、英非製造業PMI確報値(3月)、南アフリカSACCI景況感指数(3月)、米MBA住宅ローン申請指数(2日までの週)、米貿易収支(2月)、カナダ国際商品貿易(2月)、カナダIvey購買担当者景況感指数(3月)など。

 発言イベント関連では、エバンス・シカゴ連銀総裁、ビスコ伊中銀総裁、カプラン・ダラス連銀総裁、バーキン・リッチモンド連銀総裁、デイリー・サンフランシスコ連銀総裁などの講演イベント参加に続いて、米FOMC議事録(3月16-17日開催分)が公表される。また、米週間石油在庫統計が発表される。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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