ポンドは対ユーロで売り強まる ただ、英回復への楽観論は根強い=NY為替
きょうのポンドは売りが強まっており、対ドルでは1.38ドル台前半に下落している。特に対ユーロでの戻り売りが強まっており、ポンドを圧迫している。ポンドドルは再び21日線を下回る展開が見られており、明日以降の展開が注目される。
ただ、英景気回復に対する楽観論は根強く、英国が4月12日に封鎖措置が徐々に解除されるにつれて、その雰囲気はさらに高まる可能性が高いとの指摘も出ている。ワクチン接種率は米国とEUの両方よりも高く、それに伴なう楽観的な雰囲気が英経済全体に浸透しているという。最新の企業景況感指数(PMI)は、製造業の見通しがこの12カ月で最高を示し、サービス業も同様に強い見通しを示し始めている。行動制限が開放されるにつれ、楽観的な見方がさらに高まることが予想されるという。
ジョンズホプキンス大学のデータによると、現在、英国では合計3700万回のワクチンが投与されており、平均接種率は1日あたり41万3521回と推計。このペースは人口の75%が2回接種するのに4カ月かかる計算。予防接種は約15週間前に始まっている。
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MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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