クロス円軟調、NZドル円の売りがきっかけに=東京為替概況
クロス円軟調、NZドル円の売りがきっかけに=東京為替概況
23日の東京市場はクロス円の売りが目立つ展開となった。ユーロ円は午前中に129円90銭台から、昼前に129円60銭台まで値を落とし、その後は安値圏もみ合いに。ドル円もクロス円の売りもあって若干頭が重いが、昨日からの108円台後半でのレンジ取引が継続。
きっかけはNZドル円の売り。NZ政府が住宅価格高騰阻止のために税制優遇措置を発表。この結果、利上げ圧力が低下し、低金利政策が長期化するとの思惑がNZドル売りを誘った。NZドル円は78円台から77円割れまで大きく値を落としている。豪ドル円もつれ安に。
なお、NZドルは対ドルでも軟調。0.7180前後から0.7070台までと、こちらも100ポイントを超える下げに。
もう一つの材料がアジア株の大幅安。香港ハンセン指数が400ポイントを超える下げとなる中で、リスク警戒の円買いが優勢となった。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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