米成長見通しを上方修正する動きが相次ぐ=NY為替
ドル円はNY時間の前半に戻り売りが強まり、一時108.80円近辺まで値を落とす場面がみられた。しかし、米国債利回り下げ幅を縮小したこともあり、ドル円は日本時間1時のロンドンフィキシングにかけて買い戻しも見られ、109円ちょうど付近まで戻す展開がみられている。
バイデン大統領の1.9兆ドルの追加経済対策が決まったことに、ワクチン展開が今後、加速するとの期待も加わり、市場では米景気回復への期待が高まっている。この雰囲気を受けて市場からは、成長見通しを上方修正する動きが相次いでいる。きょうは今年の成長を6.6%、22年は4.7%の拡大に上方修正する動きがエコノミストから出ていた。
第1四半期は感染拡大による封鎖措置ほか悪天候もあり、緩やかな成長を見込むものの、1.9兆ドルの追加経済対策とワクチン進展により、春以降、個人消費を中心に経済は急速に盛り返すと予想している。経済は第2四半期にパンデミック前の水準に戻り、年末までに感染前の道筋を上回って推移し、2022年に入るという。これでも今後数四半期に予想される成長を保守的に見ている可能性もあるとも付け加えた。
USD/JPY 109.04 EUR/USD 1.1894 GBP/USD 1.3891
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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