東京株式(寄り付き)=買い先行、米ナスダック大幅高追い風に続伸
10日の東京株式市場は買い優勢でスタート、寄り付きの日経平均株価は前営業日比90円高の2万9118円と続伸。
寄り付きは主力株をはじめ広範囲に買いが先行している。前日の米国株市場ではNYダウが小幅ながら3日続伸、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は460ポイントを超える急反発をみせており、これを受けて東京市場でもリスクを取る動きが優勢だ。ここ最近はグロース株からバリュー株への資金シフトが顕著だったが、きょうはハイテクセクターを中心とするグロース株への買い戻しが活発化する公算が大きい。特に米株市場では半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が6%を超える急騰をみせており、この流れを引き継いで東京市場でも半導体関連への買い戻しの動きが全体指数上昇を後押ししそうだ。ただ、日経平均は前日後場に米株市場に先立って上げ幅を広げており、その分上値は重くなる可能性がある。
出所:MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
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