「ディズニー+」の加入者が1億人超に 株価は反応薄=ダウ採用銘柄
きょうの米株式市場はIT・ハイテク株に買い戻しが強まる中、これまで循環株の位置づけもあり買いが膨らんでいたディズニーが利益確定売りに押されている。前日は終値でも200ドルを超え最高値を更新していた。
同社は年次総会を前に声明を発表し、「ディズニー+」がサービス開始から僅か16カ月で加入者が1億人を超え、マイルストーンを達成したと発表した。ライバルであるネットフリックスは昨年末の時点で約2億400万人の加入者を獲得しているが、ネットフリックスの成功を参考にディズニーは、「ディズニー+」の番組制作予算を拡大させている。同社は年間100以上の新タイトルの制作を目標に設定しており、現在59ヵ国で利用可能となっている。
チャペックCEOは声明で、「消費者への直販事業は弊社の最優先事項であり、弊社が持つ強力なコンテンツは引き続きその成長を後押する」と述べた。また、パンデミックにより閉鎖されていた南カリフォルニア州のディズニーランドが限定的ながらも4月下旬に営業を再開し、クルーズラインも秋までには営業を再開する可能性があることも明らかにしている。
ただ、きょうのところは株価の反応は鈍い。
(NY時間15:02)
ディズニー 196.40(-5.51 -2.73%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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