米雇用統計控えて様子見ムード、ドル円は一時108円台=東京為替前場概況
東京外為市場、株安を背景にリスク回避のドル高、円高が優勢となっているが、全般的に値幅は小さく、方向感は乏しい。日本時間今夜の米雇用統計や本日から開幕する中国全国人民代表大会への警戒感から、様子見ムードが強いようだ。
ドル円はオセアニア市場で昨年7月1日以来となる108円台をつけたが、その後は107.82円付近までじり安となっている。東京市場では本邦企業によるドル売りが断続的に出ているもよう。
NZドル円は午前10時20分頃につけた本日安値77.17円付近から77.30円前後まで、NZドル/ドルは同様に0.7156ドル付近から0.7165ドル前後まで、小幅に戻す展開。ニュージーランド当局が早朝の地震に伴う津波警戒水準を引き下げ、避難していた市民の帰宅を許可したと伝えられ、NZドル売りが一服した。
日経平均株価は大幅続落。前引けでは前営業日比571.00円安の2万8359.11円となった。
午前11時30分現在では、ドル円は1ドル=107.95円、ユーロドルは1ユーロ=1.1955ドル、ユーロ円は1ユーロ=129.04円、ポンド円は1ポンド=149.79円、豪ドル円は1豪ドル=83.08円、NZドル円は1NZドル=77.32円、スイス円は1スイスフラン=116.18円、カナダ円は1カナダドル=85.09円付近で推移している。
MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。