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【ロシアルーブル】75.00が重く。米・EUの対露制裁発表後はルーブル買いに

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【ロシアルーブル】75.00が重く。米・EUの対露制裁発表後はルーブル買いに

 ロシアルーブルは対ドルでやや買いが優勢。ドルルーブルは73.81前後での推移。先月前半に値を落とした後、先月半ばから今月にかけては73.00-75.00をコアのレンジとしてもみ合いとなっている。22日のドル高局面で75.00を超える場面が見られたが、すぐに値を落とし、先週末25日及び26日の上値トライ局面では74.90台までと大台を付けきれず。昨日もロンドン市場でややしっかりの場面が見られたが74.70台までと戻り高値が切り下げる展開となっており、頭の重さが意識されている。
 
 昨日はその後73台へドル売りルーブル買いが入る展開となった。ロシアの野党勢力指導者であるナワリヌイ氏に対する暗殺未遂などで米国とEUは2日、ロシアに対する制裁を発表。米国による制裁はロシア連邦保安庁(FSB)のボルトニコフ長官を含む7名に対して米国内の資産凍結や米国人相手の取引を禁止するもの。EUもロシアの高官4名に対して、資産凍結と渡航禁止の制裁を発動した。ロシア側が強く抗議するなどの状況となっているが、市場は制裁について見通しよりも穏やかでロシア経済に与える影響は限定的と見ており、発表後はルーブル買いとなった。

 直近のルーブル相場はロシアも含むOPECCプラスの会合を前にやや神経質な状況で、NY原油が下げている点はルーブルの重石。もっとも今回のOPECプラスではロシアも含めた増産許容見通しが見込まれており、こちらは買い材料という状況。

 ルーブル円は1円40銭前後がサポート。ドル円の上昇もあり、直近は22日の1円40.64銭を底として振幅を交えての上昇基調。昨日は1円43銭前後から米制裁発表後のルーブル買いに1円45銭を超えるところまで買われており、その後は1円45銭前後での推移。

RUBJPY 1.4486

 

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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