ドル円は上げ一服も107円台をうかがう動き続く 次第に次の展開を見極めたい雰囲気も=NY為替
ドル円はNY時間に入って上げが一服しているものの、107円台をうかがう展開は続いている。NY時間に入って米国債利回りが上げ幅を縮小していることや、米株が利益確定売りに押されていることがドル円を圧迫している模様。しかし、下値での押し目買い意欲も強く、106円台後半の水準は堅持している。
ただ、ドル円はきょうで6日続伸している。過熱感を測るテクニカル指標であるRSIは買われ過ぎの水準である70を上回って来ており、さすがに過熱感は否めなくなって来ている。
きのうから3月相場に入る中、米追加経済対策やワクチン接種で景気回復期待を高めていた市場も、その期待についてはかなり織り込んだ面もありそうだ。特にドル円上昇の原動力となっている米国債利回りの上昇がこのまま続くのか、また、それをFRBがどこまで容認するのか、次の展開を見極めたい雰囲気も次第に出て来ている印象もある。
USD/JPY 106.80
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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