広告を非表示にする
ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

ドル買い優勢、米欧債動向をにらみながら ドル円は106円台後半=ロンドン為替概況

今日の為替 

ドル買い優勢、米欧債動向をにらみながら ドル円は106円台後半=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、ドル買いが優勢。欧州株や米株先物が堅調に推移しており、リスク動向が落ち着くなかで、米債利回りが再び上昇したことが背景。加えて、ドイツ債や英国債の利回りが逆に低下したことから、ユーロドルやポンドドルへの売り圧力となった。ユーロドルは1.21台手前水準から1.2030近辺へ、ポンドドルは1.40台手前水準から1.39台前半へと軟化した。しかし、英国では中銀がマイナス金利導入に慎重姿勢を示していることもあって、ポンドは対ユーロで堅調に推移している。ポンドドルは1.39台後半へと買い戻されているが、ユーロドルの戻りは1.20台半ばまでと限定的だった。この日発表されたユーロ圏や英国の2月製造業PMI確報値はいずれも速報値から上方改定されたが、発表後の反応は鈍かった。もっぱら金利動向をにらみながらの展開となっている。ドル円は106.50付近から106.70台へと上昇。対ユーロでのドル買いの動きに連れ高となっている。

 ドル円は106円台後半での取引。106円台半ばでの振幅からロンドン市場では上放れており、高値を106.74レベルに伸ばした。ユーロドルの下落など、ドル買いが優勢となっている。米10年債利回りが再び上昇、一時1.44%近辺をつけている。欧州株や米株先物が堅調に推移しており、リスク警戒の動きは落ち着いている。

 ユーロドルは1.20台半ばでの取引。東京午前につけた1.2101レベルを高値にその後は上値追抑えられている。ロンドン市場では米債利回りの上昇とは対照的に独債利回りは低下しており、ユーロドル相場を圧迫。一時1.2029レベルまで安値を広げた。ユーロ円は128.80台から一時128.36レベルまで下落した。独仏ユーロ圏の2月製造業PMI確報値はいずれも速報値から上方改定されたが、反応薄だった。

 ポンドドルは1.39台後半での取引。1.40台手前が重く、ロンドン序盤はユーロドルとともに下落。一時1.3920台と東京市場の安値1.3919レベルに接近した。しかし、その後は買い戻しが強まって1.3970台まで反発している。ポンド円は下に往って来い。149円台乗せ水準から一時148.50近辺まで下押しされたあとは、再び大台を回復している。ポンドは対ユーロでの買いに下支えされている。この日発表された2月の英製造業PMI確報値は速報値から上方改定されたが、1月の英消費者信用残高は24億ポンド減と予想以上の減少だった。ポンドの買い戻しには英欧中銀の追加緩和姿勢の差異があるとの指摘もあった。 

minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

為替ニュース/コラム

一覧を見る

注目ニュース

新着ニュース

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

主要通貨レート

直近24時間の重要経済指標

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます