ドル円は一時直近高値更新=東京為替概況
週明け1日の東京市場。ドル円は朝方調整の動きから106円37銭まで値を落とす場面が見られたが、その後ドル買い円売りの動きが優勢となり、106円70銭と、先週末につけた106円69銭をわずかながら更新する動きとなった。
その後はドル買いの動きが一服し、106円50銭前後まで値を落として午後はもみ合いに。
これまでドル高を支えていた米債利回りの上昇は落ち着いており、朝方は1.37%台を付ける場面も見られた。先週末後半につけた1.3776%に届かず持ち直したことで、その後いったん上昇に転じ1.42%台を付ける動きに。この動きがドル高円安の動きを支えたが、水準的には先週後半につけた1.6%台などに比べると低く、先週末NY市場後半の利回り低下傾向が継続。
日経平均は終値ベースで697.49円高とかなり高い水準。その他アジア株も総じて堅調で豪ASXが1.7%高、香港ハンセンや中国上海総合などもしっかりで、リスク選好からの円売りがドル円を支えた。
朝方のドル売り局面で1.21台を回復したユーロドルは、大台を維持出来ず午後にい入って1.2070台まで下落。朝の水準よりは高めも、上値も重い。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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