ドル円は106円台回復 このあと1月の米新築住宅販売件数=NY為替
きょうの為替市場でドル円は買戻しが強まっており106円台を回復している。米国債利回りが再び急上昇しており、ドル円の上げを先導している模様。105円台半ばに来ている200日線を再び上回って来ており、今回は本格的な回復になるか注目される動きとなっている。
このあと日本時間0時に1月の米新築住宅販売件数が発表される。予想のコンセンサスは年率換算で85.6万件と2カ月連続での上昇が見込まれている。力強い需要に応えて住宅建設業者が施工のペースを加速させており、在庫が補充されたことから、販売契約数も伸びたとみられている。中古は引き渡しベースの数字だが、新築は販売契約時点での数字。
金融市場ではインフレ期待から長期金利が上昇しており、住宅ローン金利上昇を予見させる動きが出ている。金利コストが上昇する前に低金利を固定させたい住宅購入者の意欲をさらに刺激した可能性を見ているようだ。
ただ、為替市場が米住宅指標にどの程度反応するかは未知数。
米新築住宅販売件数(1月)0:00
予想 85.6万件 前回 84.2万件
USD/JPY 106.06 EUR/USD 1.2130 GBP/USD 1.4113
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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