ドル円は105円台後半での推移。朝方調整強まるも値を戻す=東京為替概況
18日の東京市場でドル円は朝方にドル安円高が強まる展開となったが、その後値を戻している。昨日のNY市場で106円20銭台から105円70銭台まで値を落として迎えた東京市場。朝方のもみ合いでの高値が105円90銭台までと、安値を付けてから106円手前が重くなっていたこともあり、いったん短期筋のドル売り円買いが強まる場面が見られた。NY市場で1.2023を付けたユーロドルが1.2050前後まで上昇するなど、ドルは一時全面安。日経平均が寄り付きから200円高となるなど、しっかりの展開となったことによるリスク選好のドル売りと、昨日のNY市場で低下が目立った米10年債利回りが1.26%前後までとさらに低下したことによるドル売りなどが見られた。
もっともその後は一転してドルの買い戻しに。米債利回りの低下が一服したこと、ユーロドルの1.2050前後がしっかりで、そこからのユーロ買いドル売りに慎重姿勢が見られたことなどがドルの買い戻しを誘った。
ドル円はじりじりと値を戻し昼過ぎに105円90銭前後まで。午後は105円80銭台を中心としたもみ合いとなった。
ユーロドルは1.2040前後での推移に。1.2050からの買いには慎重も、下値もしっかり。ユーロ円はドル円の下げに朝方127円33銭まで値を落としたが、NY市場の安値127円31銭に届かずその後は買い戻し。昼前に127円50銭手前まで上昇後、いったんもみ合いも、午後に入って127円50銭超えの動きに。
9時半に発表された1月の豪雇用統計は雇用者数の伸びはほぼ予想通りも、正規雇用の伸びが著しくやや好印象。豪ドルは対ドルで0.7750台を中心としたもみ合いから0.7771まで上値を伸ばした。しかし上昇一服後は利益確定売りが目立ち0.7750割れを付ける動きに。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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