アップルが下落 アイフォーンは好調も慎重な見通しを示す=ダウ採用銘柄
アップルが下落しており全体相場を圧迫している。10-12月期決算(第1四半期)を発表。1株利益、売上高とも予想を上回った。
秋に販売を開始した5Gスマホ「アイフォーン12」の販売が年末商戦で好調だったほか、感染拡大でテレワークやオンライン学習をする消費者から「アイパッド」や「マック」、サービスへの需要も増加した。クックCEOは、アイフォーン事業について自信を示し、高性能カメラを搭載した上位機種「12Pro」と「12Pro Max」の販売が特に好調だと指摘。5G対応アイフォーンの需要が蓄積していた中国での売り上げの強さに言及した。
ただ、市場は経営陣が慎重な見通しを示したことを嫌気している。売上高見通しを4四半期連続で示さなかったうえ、第2四半期にワイヤレスイヤホン「エアポッド」やウェアラブル端末の売り上げが伸び悩むとの見通しを示した。サービス収入も一段と厳しくなると警告した。
(10-12月・第1四半期)
・1株利益(調整後):1.68ドル(予想:1.42ドル)
・売上高:1114.4億ドル(予想:1031.2億ドル)
アイフォーン:656億ドル(予想:603.3億ドル)
マック:86.8億ドル(予想:88.6億ドル)
アイパッド:84.4億ドル(予想:75.7億ドル)
ウェアラブル・ホーム・アクセサリー:129.7億ドル(予想:118.4億ドル)
サービス:157.6億ドル(予想:148.9億ドル)
・当座資産:360.1億ドル
(NY時間09:39)
アップル 138.71(-3.35 -2.36%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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