フィリピンペソ円が堅調、財務相の経済回復見通しを引き続き好感＝東京為替

　１月最終週のフィリピンペソ円は堅調に推移しており、週初２５日の２．１５２円台から、足もとは２，１６７円台まで上昇している。

　フィリピンのドミンゲス財務相が２５日、新型コロナウイルスの感染拡大で大きな打撃を受けた国内経済が、早ければ２０２１年１０～１２月期にコロナ前の水準に回復するとの見通しを示したことが、引き続き好感されているようだ。政府の歳入目標も達成できるとの見方を示している。

　財務相は米ＣＮＢＣテレビのインタビューで、政府が税収拡大に向けた税制改革を実行し、信用格付けが格上げされていたことなどに言及。フィリピン経済には「強い復元力がある」と述べたほか、新型コロナの感染については、２月以降にワクチンが届き、年末までに国民の大半が接種を受けて集団免疫を獲得するとの見通しを示した。

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