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【これからの見通し】ワクチンめぐるせめぎ合い、米FOMCなどに注目

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【これからの見通し】ワクチンめぐるせめぎ合い、米FOMCなどに注目

 今日のメイン・イベントは米FOMCの金融政策発表となる。政策内容自体については据え置き見通しでコンセンサスが形成されている。そのなかで、前日のIMF世界経済見通しで示されたようにワクチン接種の進展期待で経済回復が早まるとの期待が出ていることが新たなポイントとなっている。米金融当局は従来通りの超緩和政策を堅持するものと思われるが、そのなかで今後の出口戦略の道筋についての言及があるのかどうかが注目されそうだ。出口の議論については時期尚早との見方が示されれば、市場は無難に通過しそうだが、どうか。パウエル議長会見の内容をチェックしたいところだ。

 また、ワクチン接種の進展については、世界各国が一枚岩ではない点が気がかりだ。世界の感染者数は1億人を超えたと報じられている。その約4分の1が米国だ。バイデン新政権の下でファイザーなどワクチン製造各社は米国への供給体制を優先する構えだ。フォンデアライエンEU委員長からは欧州へのワクチン供給の遅れについて強い不快感が示されており、新たな分断の構図ができあがりそうだ。この点についての溝が深まるようだと、市場がかく乱される可能性もあり注意したい。足元では米株の好調さに欧州株がついてこれない場面も散見されている。

 この後の海外市場で発表される経済指標は、ドイツGfK消費者信頼感(2月)、米MBA住宅ローン申請指数(22日までの週)、米耐久財受注・速報値(12月)など。米FOMCを控えて指標結果に対する反応は一時的なものにとどまることが予想される。

 発言・イベント関連では、ビルロワドガロー仏中銀総裁、レーンECBチーフエコノミストなどの講演が予定されている。世界経済フォーラム「ダボスアジェンダ」が29日まで続く。米週間石油在庫統計が発表される。ボーイング、AT&T、テスラ、フェイスブック、アップル、ブラックストーンなど一連の米企業決算が発表される。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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