日銀金融政策決定会合議事要旨 12月17日18日開催分 当面持ち直し続けるがペースは緩やか
日銀金融政策決定会合議事要旨 12月17日18日開催分 当面持ち直し続けるがペースは緩やか
日本銀行が12月の金融政策決定会合議事要旨を公表。
運営実績
企業などの資金繰り支援のための措置として新型コロナ対応資金繰り支援特別プログラムの下でCP・社債の買い入れや新型コロナ対応金融支援特別オペを実施。
金融市場の安定を維持する観点から、国債買入れやドルオペなどによる、潤沢かつ弾力的な資金供給を行ったほか、ETFおよびJ-REITの積極的な買入れを行った。
海外金融経済情勢
一部で感染症再拡大の影響も、持ち直している
先行きの海外経済については、各国・地域の積極的なマクロ経済政策にも支えられて、改善していくとみられる。
ただし、当面は、米欧を中心とした感染症の再拡大の影響もあって、改善ペースは緩やかで不均一なものとなる可能性が高い。また、感染症の帰趨や、それが海外経済に与える影響を中心に、引き続き、きわめて不確実性が大きい。
国内金融経済情勢
内外における新型コロナウイルス感染症の影響から引き続き厳しい状態にあるが、持ち直している。
先行きについては、緩和的な金融環境や政府の経済対策の効果にも支えられて、持ち直しを続けるが、当面は、対面型サービスを中心に感染症による下押し圧力が続く中で、そのペースは緩やかなものにとどまるとみられる。
執筆者 : MINKABU PRESS
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