きょうもゲームストップに買いが集まる=米国株個別
きょうもゲームストップに買いが集まっている。短期筋の投機資金を集めているようで、先週末は一時76ドル台半ばまで急伸し、終値でも50%急伸していた。
きっかけはペット関連商品のオンライン販売を手掛けるチューイの共同創業者コーエン氏が、アクティビスト(物言う株主)と伴に、同社の取締役に加わったことが材料視されているようだ。12月31日時点での同社の浮動株に対する売り残比率は144%となっており、過剰に売り残が積み上がっている。それが活発にショートカバーを呼び込み、踏み上がっているようだ。
先週末にはアナリストからの投資判断引き下げが相次ぎ、売りを推奨する声も多数聞かれた。しかし、市場はそれらへの耳を貸さず、買いが買いを呼ぶ展開となっている。一部からは、現在の米株式市場はバブルとの指摘も出ているが、売り残が過剰に積み上がっている銘柄への活発な買いは、それを表す一片との声も出ている。
そのほか、ベッド・バス、タンガー・ファクトリーといった銘柄も同様に買われている。各銘柄の12月31日時点での売り残比率は、それぞれ67.1%、49.4%となっている。
(NY時間09:57)
ゲームストップ 89.79(+24.78 +38.11%)
ベッド・バス 39.35(+9.14 +30.25%)
タンガー・ファクトリー 15.10(+1.75 +13.11%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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