材料難のなかで全般に株価にらみ、NZドルは堅調=東京為替前場概況
東京外為市場、材料難のなかで全般に株価にらみの展開となっている。オセアニア市場では前週末のニューヨークと同水準でもみ合いとなっていたが、日経平均株価や時間外取引の米国株先物の上昇を受け、午前10時台まではドル安、円安傾向となった。ただ、午前11時台に入るとその動きは一服。なお、ドル円は103.89円近辺まで上昇し、前週末22日の高値に並んだが、高値更新や104円台の回復には至っていない。
NZドルが堅調。NZドル円は74.75円付近まで、NZドル/ドルは0.7201ドル付近まで強含んだ。ニュージーランド政府が朝方、前日に新型コロナウイルスへの感染が報告された隔離終了後の帰国者1人について、南アフリカ由来の変異種に感染したと公表した。ただ、市中感染はみられないとしており、NZドル売りにはつながっていない。
メキシコ円はもみ合い。メキシコのロペスオブラドール大統領が新型コロナウイルスに感染したと報じられたが、症状は軽いとされ、マーケットに与える影響は限定的のようだ。
日経平均株価は反発。前引けでは前営業日比135.98円高の2万8767.43円となった。
午前11時30分現在では、ドル円は1ドル=103.79円、ユーロドルは1ユーロ=1.2168ドル、ユーロ円は1ユーロ=126.29円、ポンド円は1ポンド=142.09円、豪ドル円は1豪ドル=80.17円、NZドル円は1NZドル=74.72円、スイス円は1スイスフラン=117.17円、カナダ円は1カナダドル=81.64円付近で推移している。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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