ドル円は21日線付近で振幅 膠着感強まり、次のアクション待ちといった印象=NY為替
ドル円はNY時間に入って買い戻しの動きも見られ、103.65円付近まで上昇する場面が見られた。本日の21日線は103.55円付近に来ており、その水準での振幅が続いている。NY時間に入ってからの上げは米国債利回りの上昇がサポートしたようだ。米国債利回りの上げについては、この日のECB理事会を受けて欧州債利回りが上昇の反応を見せており、米国債利回りも連れ高となったものとみられる。
ただ、きょうのドル円は103.35円付近まで値を落とすなど、次第に上値が重くなっている印象は否めない。今週のドル円は104円台に上昇して始まったものの、維持することができずに103円台に値を落としている。21日線の下を再び試す動きも出ており、昨年3月以降続いている下降トレンドに変化の兆しは出ていない。
全体的には103円台での膠着感が強まってきており、次のアクション待ちといった印象だ。
USD/JPY 103.60
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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