このあとカナダ中銀 政策、声明とも概ね変更なしか=NY為替
このあと日本時間0時にカナダ中銀の金融政策委員会の結果が発表される。今回は政策金利、週40億カナダドル超ペースでの資産購入に変更はないものとみられている。
また、フォワードガイダンスの調整もないとみられる。カナダでも感染拡大が続いており、最大都市トロントがあるオンタリオ州では部分的な都市封鎖が強化されている。これらを反映して、第1四半期のカナダ経済はマイナス成長が見込まれ始めているが、カナダ中銀は中期的には力強い回復を見込んでおり、今回はその見方に変更はないものと思われる。
カナダ中銀は2023年まで金利据え置きのスタンスに言及しているが、それも維持されると見られている。市場からは、年内のゼロ金利もしくは、小刻みな利下げを指摘する声も一部には出ているが、次の行動は2023年以降に利上げとのスタンスに変化はないものとみられている。
また、カナダドル高への言及もあると予想されるが、特にインパクトはないものと思われる。まだ、警戒するほどの水準ではないと見られているようだ。
USD/CAD 1.2697 CAD/JPY 81.73
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。