ルピー円が上昇、インドが50品目で関税引き上げ検討と報道も反応薄=東京為替
インドルピー円は全体相場が円安方向に傾く中、朝方の1.4165円近辺のもみ合いから、1.4179円付近まで上昇している。インド政府がスマートフォンや電子部品、家電など50品目以上の輸入品を対象に、関税を5─10%引き上げることを検討していると伝えられているが、為替相場への影響は限定的のようだ。
ロイターが関係筋の話として伝えたところによると、関税引き上げは国内製造業を支援し、自立したインド経済の確立をめざすモディ政権の構想の一環。新型コロナウイルスの影響で国内経済が低迷する中、関税引き上げで約2000億─2100億ルピー(27億─28億ドル)の税収増が見込めるという。財務省が2月1日に公表する2021─22年度(21年4月─22年3月)予算案に盛り込まれる可能性がある。
INRJPY 1.4178
執筆者 : MINKABU PRESS
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