ドル強含み、米長期金利は増発懸念で1.10%付近までさらに上昇=東京為替前場概況
8日の東京外国為替市場で、ドル円は104.00円ちょうど付近まで上げた。米長期債利回りが1.10%付近まで上昇基調が継続していることがドルの買い戻しを後押ししている。ただ、104円の節目付近は重い。
コロナ禍にある米経済の先行きは依然として不透明で、医療従事者のワクチン接種が順調に進んでいないと伝わっているものの、バイデン新政権と上下両院を掌握した民主党が国債の増発による景気支援を続けるとみられていることが米利回りを押し上げている。
ユーロ/ドルは1.2235ドル付近、豪ドル/ドルは0.7740ドル付近、NZドル/ドルは0.7239ドル付近までドル高推移したものの、下値は広がっていない。
ユーロ円は127円前半、豪ドル円は80円半ば、NZドル円は75円前半で小動き。欧州通貨や資源国通貨がドルに対して弱含んだことが重しだが、ドル円がしっかりと推移していることから値幅は広がっていない。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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