ブラジルレアル円が軟調、ワクチン接種開始が遅れる見通し=東京為替
ブラジルレアル円が軟調に推移している。早朝に19.56円近辺から19.47円付近まで弱含み、足もとでは19.46円前後でもみ合いとなっている。
ブラジル政府がインドで生産される英アストラゼネカの新型コロナウイルスワクチンを輸入する計画について、インドが輸出を制限する可能性が浮上したと報じられていることが材料視されているようだ。接種開始が遅れる見通しとなり、レアル売りにつながっている。
ブラジルは当初、アストラゼネカと英オックスフォード大学が共同開発したコロナワクチンの原液を輸入して国内で容器などに詰め、製品化する計画だったが、コロナ死者が20万人に迫る中で政府の遅い対応に批判が出ており、ワクチン確保に躍起になっていると伝えられている。
BRLJPY 19.465
執筆者 : MINKABU PRESS
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