2021年最初の東京市場はドル安円高=東京為替概況
3が日明けの東京市場はドル安円安の展開となった。朝方はユーロ買いドル売りが主導する格好に。リスク選好の意識が継続する中でドル安が広がり、ユーロドルは朝方1.2250超えまで。年末に一時1.23台を付けたが、ポジション調整に1.2210前後まで下落。もっとも基調としてドル安継続が意識される中で、朝にユーロの買い戻しが入った格好に。
ドル円は103円10銭割れまでドル売りが強まったが、その後いったん買い戻しに。ユーロ円の買い戻しが目立つ格好となり、103円30銭台を付ける動きが見られた。しかし、その後円高の動きが広がり、ドル円は102円台を付ける動きに。昨年末の米株高を受けてプラス圏で始まった日経平均が一時400円超の下げとなり27042.32円を付けるなどの動きも見られ、リスク警戒の展開に。
菅首相が今週中に一都三県に緊急事態宣言を発令の意向との報道が警戒感につながったと見られた。
ドル円は昨年12月30日の安値を割り込み、102円94銭まで値を落とす展開となった。126円10銭台からユーロ買いの動きに126円50銭台まで上昇を見せたユーロ円が126円10銭前後を付けるなど、円買いが優勢に。
その後は一転してもみ合いに。日経平均は27300円台まで午前中に回復。午後は少し重くなったが27200円台を維持しており、株安の流れも一服となった。ドル円は103円ちょうど前後での推移。ユーロドルは1.2250前後での推移。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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