クロス円の円高は一服、豪ドル/ドルなど堅調=東京為替前場概況
東京外為市場、序盤は日経平均株価の下げ幅拡大を背景にドル円、クロス円ともに円高傾向となったが、中盤は日経平均の下げ渋りを受けて、円高一服となっている。ドル円は103円付近でもみ合いとなっているが、クロス円は戻りを試す展開がみられている。
豪ドル/ドル、NZドル/ドルがしっかり。豪ドル円やNZドル円の軟化につれて弱含む場面があったものの、下げを帳消しにしている。豪ドル/ドルは午前10時45分に中国の財新製造業購買担当者景気指数(PMI)の結果が公表されると一段高となり、0.7721ドル付近まで強含んだ。
ポンドドルも堅調。ジョンソン英首相が3日、国内の新型コロナウイルス感染拡大に歯止めがかからないため、より厳格な制限措置がおそらく必要になるだろうとの見方を示したと伝えられ、前週末よりもポンド安の水準で週明けの取引を開始した。その後はドル安を背景に前週末のクローズを回復し、中盤は1.3691ドル近辺まで上昇している。
日経平均株価は続落。前引けでは前営業日比99.30円安の2万7344.87円となった。
午前11時31分現在では、ドル円は1ドル=103.01円、ユーロドルは1ユーロ=1.2256ドル、ユーロ円は1ユーロ=126.25円、ポンド円は1ポンド=141.02円、豪ドル円は1豪ドル=79.49円、NZドル円は1NZドル=74.22円、スイス円は1スイスフラン=116.60円、カナダ円は1カナダドル=81.10円付近で推移している。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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