全般に円高・ドル高傾向、ポンドは大幅安=東京為替前場概況
東京外為市場中盤、全般に円高、ドル高傾向となっている。東京市場では日経平均株価が下げ幅を拡大し、時間外取引のNYダウ先物が下げに転じるなど、リスク回避ムードが強まっていることが背景。新型コロナウイルスの感染拡大が世界的に一段と広がっており、嫌気されている。
ポンドは大幅安で、ポンド円は前週末のクローズ139.71円近辺から本日は137.92円前後まで、ポンドドルは前週末のクローズ1.3523ドル近辺から1.3343ドル前後まで、それぞれ下落している。英国と欧州連合(EU)の通商交渉の不透明感に加えて、感染力が従来比7割強い新型コロナウイルスの変異種が英国内で広がっているとのニュースがポンド売りにつながっている。
豪ドルも軟調で、豪ドル円は78.24円近辺まで、豪ドル/ドルは0.7569ドル近辺まで一時下落した。豪ニューサウスウェールズ州で先週発生した新型コロナウイルスのクラスターにより、感染者数がさらに増加したと報じられていることが材料。これにより、シドニー発の国内線がキャンセルになるなど、クリスマスを前に影響が広がっているとされている。
日経平均株価は続落。前引けでは前営業日比159.79円安の2万6603.60円となった。
午前11時40分現在では、ドル円は1ドル=103.38円、ユーロドルは1ユーロ=1.2186ドル、ユーロ円は1ユーロ=125.98円、ポンド円は1ポンド=137.93円、豪ドル円は1豪ドル=78.25円、NZドル円は1NZドル=73.27円、スイス円は1スイスフラン=116.61円、カナダ円は1カナダドル=80.44円付近で推移している。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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