午後に入ってドル買いの動きが強まる、ポンドはハードブレグジット懸念も=東京為替概況
午後に入ってドル買いの動きが強まる、ポンドはハードブレグジット懸念も=東京為替概況
ドル高の動きが強まった。昨日の海外市場で102円台を付けたドル円は103円台を回復して東京朝を迎え、朝方は103円00銭台から10銭台でのもみ合いも、その後ドル買い円売りの動きがつよまった。株式市場が東京およびアジアの株式市場が利益確定売りに押される中で、昨日のリスク選好でのドル売りに調整が入る展開に。
日銀金融政策決定会合は企業向けの資金繰り支援の半年延長や、物価2%目標に向けた検証を3月会合をめどに行うことなどが発表された。金融政策の大枠に変化はなく、相場への影響は限定的。
ユーロドルは朝方の1.2270前後から1.2240割れまでユーロ売りドル買いに。ドル円同様に株安などを受けたリスク選好のドル売りに調整が入る格好となった。ドル円の上昇の勢いが勝ったこともあり、ユーロ円は朝の126円40銭台を中心とした推移から126円70銭前後まで上値を伸ばしている。
ポンドドルはユーロドル以上に調整が目立った。NY夕方にジョンソン首相発言などでハードブレグジット懸念が広がり売りが出た流れが継続。NY夕方の1.3540台から1.3586前後まで朝に上昇を見せたが、その後はポンド売りドル買いが続き1.3520前後まで。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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