ドルがショートカバーで堅調、ポンドは上値重い＝東京為替前場概況

　東京外為市場、ドルが円、ポンド、豪ドルなどに対して堅調に推移している。前日はドルが全面安となったが、週末を控えてショートカバーが入ったもよう。ドル円は日銀金融政策決定会合の結果公表を前にしたポジション調整もあり、１０３．３４円付近まで上昇した。

　ポンド円、ポンドドルは上値が重い。前日のニューヨーク市場でジョンソン英首相の「（通商交渉は）欧州連合（ＥＵ）が立場を変えない限り、合意なしの可能性が非常に高い」との発言が伝わり、ポンドが急落。その後はいったん反発したが、この発言が引き続き重しとなっており、ポンド安が優勢となっている。

　日経平均株価は３日ぶり反落。前引けでは前営業日比４９．７８円安の２万６７５６．８９円となった。
　
　午前１１時３５分現在では、ドル円は１ドル＝１０３．３０円、ユーロドルは１ユーロ＝１．２２５４ドル、ユーロ円は１ユーロ＝１２６．５９円、ポンド円は１ポンド＝１３９．９２円、豪ドル円は１豪ドル＝７８．６１円、ＮＺドル円は１ＮＺドル＝７３．７８円、スイス円は１スイスフラン＝１１６．７７円、カナダ円は１カナダドル＝８１．０８円付近で推移している。
　
MINKABU PRESS