【海外市場の注目ポイント】英首相・欧州委員長会談など
ジョソン英首相とフォンデアライエン欧州委員会委員長がこの日、英・欧州連合(EU)通商交渉の打開に向けて会談を行う。公平な競争条件や漁業権などで著しい相違があると指摘されており、EUのバルニエ首席交渉官は合意できない可能性が高いとの見解を示したとの報道もある。しかし、英政府は国内市場法案からEU離脱協定に含まれる英領北アイルランドの国境問題に関する条項の一部を一方的に変更できる権限を英政府に与える部分を削除することでEUと合意するなど、英国からは態度を軟化させる兆しが見え始めている。ジョソン英首相とフォンデアライエン欧州委員会委員長の会談で通商合意を実現できれば、ポンドが買われる可能性がある。
また、日本時間10日午前0時にはカナダ中銀(BOC)理事会の結果発表も予定されている。政策金利は現行の0.25%に据え置かれことが確実視され、量的緩和の規模も現行の週に少なくとも40億カナダドルの国債購入に維持されると見込まれている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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