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前日の動きとは打って変わって小動き、英欧交渉結論出ず=ロンドン為替概況

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前日の動きとは打って変わって小動き、英欧交渉結論出ず=ロンドン為替概況

 ロンドン市場では、全般に小動き。欧州株や米株先物が売り先行となったことを受けて、やや円高やドル高の動きがみられたが、その動きは続かず。ユーロドルは一時1.21台割れも損五は1.21台前半に戻し、1.2134レベルまで小幅に高値を伸ばした。ユーロ円も126円台割れからすぐに値を戻し126円台前半で推移している。ドル円も103.96レベルまで下押しされたあとは、104円台を回復しての揉み合いに。前日に大動きとなったポンド相場だが、きょうは打って変わって静かな取引。ポンドドルは1.33台前半から後半に振幅も1.33台半ばに落ち着いている。ポンド円は138円台後半での取引が中心。一時139円乗せも上値は伸びず。英国にとってはきょうからワクチン接種が開始したことが明るい話題となったが、ジョンソン英首相からは貿易交渉合意についての具体的な内容はきかれず。きょうは様子見ムードになっている。12月の独ZEW景況感指数は予想以上に回復した。ZEWによると、ワクチン開発の進展が金融市場の期待を高めたとしている。

 ドル円は104円台前半での取引。東京午後に104.14レベルの高値をつけたあとは、ロンドン序盤に欠けて売りに押された。一時103.96レベルまでの下落。その後は104円台に戻しているが、104.10近辺までと上昇も限定的。欧州株や米株先物は軟調に推移しているが、米債利回りは上昇しており、ドル円は方向性に欠けた。

 ユーロドルは1.21台前半での取引。序盤は売りが先行し、安値を1.2096レベルまで広げた。その後はすぐに買い戻しが入るも1.2134レベルまでにとどまった。ドル円と同様に方向性に欠ける動き。ユーロ円は125.86レベルまで下押しされたあと、126.25レベルまで反発。前日のレンジ内での揉み合いに終始している。12月の独ZEW景況感指数は55.0と予想以上に回復した。ZEWによると、ワクチン開発の進展が金融市場の期待を高めたとしている。

 ポンドドルは1.33台半ばでの取引。序盤に1.3323レベルまで下落したあと1.3370近辺まで反発した。東京早朝の高値1.3380レベルには届かず。その後はレンジ取引に。ポンド円も138.67レベルまで下落したあと一時139円台を回復したが、その後は138円台後半に戻しての揉み合いに。英国とEUとの貿易交渉には特段の進展報道はでていない。英国にとってはきょうからワクチン接種が開始したことが明るい話題。ただ、どちらにも反応薄で、前日の大動きで上下を試したあとで動意に欠けている。貿易交渉は継続しているようだが、次回の英欧首脳会談の日程はまだ決まっていない。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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