ポンドドルが底堅い、カナダ円は序盤の安値から戻す=東京為替前場概況
東京外為市場中盤、ポンドドルが底堅さをみせている。序盤は弱含みの展開となっていたが、英国と欧州連合(EU)の通商協議で、ジョンソン英首相とフォンデアライエン欧州委員長が対面で協議を行う見通しであると伝えられると、一時は買い戻される場面があった。
カナダ円は午前9時過ぎにつけた81.18円近辺を本日安値に、81.34円付近まで戻している。石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」の次回会合が2021年1月4日と決まり、合意への期待から産油国通貨が選好されているもよう。
材料難かつ市場参加者が減少している中で、日経平均株価の下げ幅縮小を背景に、クロス円はやや円安気味に推移している。オセアニア市場まではリスク回避の円高が優勢となっていたが、そのムードが和らいでいるもよう。ドル円も序盤は円安に振れる場面がみられたものの、104円台に乗せると上値の重さがみられている。
日経平均株価は続落。前引けでは前営業日比72.33円安の2万6475.11円となった。
午前11時35分現在では、ドル円は1ドル=104.04円、ユーロドルは1ユーロ=1.2110ドル、ユーロ円は1ユーロ=125.99円、ポンド円は1ポンド=138.87円、豪ドル円は1豪ドル=77.24円、NZドル円は1NZドル=73.22円、スイス円は1スイスフラン=116.76円、カナダ円は1カナダドル=81.30円付近で推移している。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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