ドル円重い、再来週のFOMCを控えてドル安傾向は変わらず=東京為替前場概況
7日の東京外国為替市場で、ドル円は103.99円付近まで水準を切り下げた。先週末にかけてはやや戻りを試したものの、円高・ドル安の流れが続いているなかで、ドル円の上値は重い。
再来週に年内最後の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、追加緩和が警戒されていることはドルの圧迫要因。まもなく始まる新型コロナウイルスのワクチン接種が米国で始まるとはいえ、新型肺炎の流行が一段と強まっていることで景気が圧迫されている。
ユーロドルは1.2140ドル付近、ポンドドルは1.3437ドル付近まで強含み。今週、欧州中央銀行(ECB)は追加緩和を決定する見通しだが、ユーロ高・ドル安傾向に変化はみられない。ユーロ円は126円前半、ポンド円は139円後半で推移し、東京時間帯の方向感は限定的。
豪ドル円は77円前半、NZドル円は73円前半で弱含み。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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