アジア株 上海株は3日続落、米国が対中措置発表で米中関係一段と悪化へ
アジア株 上海株は3日続落、米国が対中措置発表で米中関係一段と悪化へ
東京時間14:01現在
香港ハンセン指数 26712.36(-16.14 -0.06%)
中国上海総合指数 3430.03(-12.11 -0.35%)
台湾加権指数 14143.80(+166.71 +1.19%)
韓国総合株価指数 2733.25(+37.03 +1.37%)
豪ASX200指数 6641.30(+26.03 +0.39%)
インドSENSEX30種 44960.49(+327.84 +0.73%)
アジア株は高安まちまち。
上海株は3営業日続落、米中対立が重石。ただ、ワクチン開発進展を受けたリスク選好ムードは続いており、下値は限定的。
米政府は3日、対中措置を発表した。米国防総省はSMICなど中国企業4社を中国人民解放軍の影響下にあると認定した中国企業リストに追加したと発表。米商務省は、中国共産党とその家族に対し、商用・観光ビザの有効期限を10年から1カ月に大幅に縮小すると発表した。これらを受け中国側の反発は必至となり、米中対立が一段と激化することが予想される。
香港市場では、中国政府に批判的なメディアのネクストデジタルが45.3%高、一時80%超急騰する場面も見られた。創業者であるジミー・ライ氏が逮捕され、裁判所が同氏の保釈申請を却下した。前回同様、民主活動家らは同社を支援・株式を購入するよう呼びかけているもよう。今年8月にも同氏が逮捕された際、同社株は連日急騰、260%高騰した日もあった。
韓国株は初となる2700ポイント台乗せ。きのうの米株式市場でナスダック指数が史上最高値を更新したことを受け、SKハイニックスやLGディスプレイなどハイテク関連が上昇している。台湾株も史上最高値を更新、TSMCなどハイテク関連に買いが集中している。為替相場でも、台湾ドルと韓国ウォンは対ドルで大幅上昇している。
執筆者 : MINKABU PRESS
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