ファイザーが続伸 ＥＵ当局に認可を申請＝米国株個別

　ワクチン開発企業の株はきょうも買い物を集める中で、ファイザーが商いを伴って続伸。ファイザーと独ビオンテックはワクチン候補について、ＥＵ当局に認可を申請した。年内にも認可が下りる見通し。欧州医薬品庁（ＥＭＡ）はきょう、数週間以内に見解を発表する可能性があり、遅くとも今月２９日に判断の会合を開くことをと明らかにした。ＥＵ当局はこのワクチンについてデータを随時精査する逐次審査を１０月６日に開始していた。

　各国政府は早期にワクチン接種を開始したい意向で、英国ではＥＭＡの判断を待つことなく、国内の医薬品当局が独自に判断を下せる特別ルールを発動している。

　ＥＭＡが、ワクチンの利点がリスクを上回ると判断した場合、条件付き製造販売承認（ＣＭＡ）が付与され、欧州で年内に配布開始が可能になる。ファイザーと独ビオンテックが発表文で示した。

（NY時間11:11）
ファイザー　39.85（+1.54　+4.02%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美