ニコラがきょうも大幅安 ただ、アナリストからは前向きな見解も=米国株個別
電動トラックのニコラがきょうも大幅安。前日はGMとの提携縮小が伝わったことから失望売りが強まっていた。きょうもその流れが続いている格好。GMは電動ピックアップの共同開発に向けた暫定合意を破棄し、代わりに水素燃料技術を提供する拘束力のない取り決めを結んだ。9月に示された合意案とは異なり、今回の取り決めにはGMによるニコラ株取得は含まれない。GMがニコラ向けに電動ピックアップ「バッジャー」を生産する計画も見送っている。
ただ、ニコラに強気なアナリストからは前向きな見方も出ている。「弱気派は新たな合意の範囲縮小を指摘する可能性が高いが、自身の見解では、多くが合意がないことを恐れていた中で、合意があったことは別の意味で勝利した」と指摘した。
また、別のアナリストは今回の合意を前向きな進展と捉えている。「今回の合意見直しで、株式の希薄化と現金喪失のリスクを削減し、BEVとFCEVクラス8の両トラックの増産に経営資源を集中させることができる」という。
(NY時間10:35)
ニコラ 17.25(-3.17 -15.51%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。