スラックへの買い続く アナリストからは警戒感も=米国株個別
企業向けコミュニケーションツールのスラック・テクノロジーズが上昇。先週はセールスフォースが同社の買収を検討と伝わり、株価は急伸していたが、きょうもその流れが続いている。買収額は現在のスラックの時価総額を上回る公算が大きいという。
一方、アナリストが投資判断を「買い」から「中立」に引き下げていた。「同社の妥当なバリュエーションを考慮すると、買収が実現しなかった場合の下振れリスクが懸念される」と指摘し、上値余地は限定的だという。「ライバルのマイクロソフトが勢いをかなり増しており、同社への逆風は強まっている。良質のサービスは提供しているものの、必ずしも十分ではない」とも説明した。
なお、目標株価は36ドルで変わらず。
(NY時間10:48)
スラック 42.14(+1.47 +3.61%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。