リスク回避の円高 豪ドル円は0.3%安、中国が28日から豪州産ワインに反ダンピング関税
米株価指数が時間外で下落している。特に目立った材料はなく、週末を前にした利益確定の動きと、新型コロナ感染拡大を警戒した売りが出ているもよう。ダウ先物は80ドル安。米株先物の下げを嫌気して為替相場ではリスク回避の円買いが進んでいる。ドル円は104.00円ちょうどまで下落、ポンド円は139.20円台から138.90円台前半まで、ユーロ円は124.15円付近から123.90円まで下げている。
豪ドル円は0.3%安。中国商務省が今月28日から豪州からの輸入ワインに一時的な反ダンピング関税を課すと発表した。トランプ米政権は、以前から新たな対中強硬策を検討している。一部では、中国が貿易を通じて他国に圧力をかけた場合、西側諸国が共同で対中報復措置をとるという選択肢を検討しているとも報じられており、米国・豪州対中国の対立激化懸念が高まっている。
執筆者 : MINKABU PRESS
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