タイバーツ円が軟化、政権が取り締り強化の姿勢でデモ隊反発=東京為替
タイバーツ円が軟化しており、朝方の3.450円近辺から、12時頃には3.435円前後まで弱含んだ。タイの反政府デモで、プラユット政権が王室の中傷を禁じる不敬罪の適用を視野に取り締りを強化する姿勢を示したため、デモの激化を嫌気したバーツ売りが出ている。
タイでは、デモ隊が支持する憲法改正に向けた案が18日に議会で否決され、これに若者たちが反発を強めている。25日以降は首都バンコクにあるサイアム商業銀行の本店前で抗議活動が行われており、王室の財産を国民のものとして取り戻すべきだなどと訴えて、王制改革を求めている。
サイアム商業銀行は王室の機関が保有していた株式の名義が、ワチラロンコン国王に書き換えられ、国王が昨年12月時点で株式の23%を所有する大株主となったことで知られている。
THBJPY 3.4377
執筆者 : MINKABU PRESS
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