IBM、欧州で約1万人を削減する計画=ダウ採用銘柄
ブルームバーグが関係者の話として、IBMが欧州で約1万人を削減する計画だと伝えている。低成長のサービス事業でコストを引き下げ、スピンオフ(分離・独立)の準備を整える狙いがあるという。欧州地域の従業員のおよそ20%に影響が及ぶ。
国別で最も大幅な削減となるのは英国とドイツだが、ポーランドやスロバキア、イタリア、ベルギーでも削減が計画されている。IBMは今月開かれた欧州労働組合の代表者会合で人員削減を明らかにした。
IBMの広報担当者は「人員に関する決定は、オープンなハイブリッドクラウドプラットフォームとAI能力を導入する上で、顧客に最善のサポートを提供することが目的だ」と電子メールで回答した。「顧客のニーズに最大限応じられるよう、従業員の訓練と技能開発に大規模な投資を継続していく」とも説明した。
顧客データセンターの管理や、インストールやオペレーション、機器のメンテナンスなど従来型の顧客サポートを行うITサービス事業が削減の中心となる。
同社株は下落して始まっている。
(NY時間09:38)
IBM 122.36(-2.06 -1.72%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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