リンギット円が軟化、マレーシアの世界最大ゴム手袋工場でクラスター=東京為替
マレーシアリンギット円が円安の地合いのなかでも上値が重くなっており、朝方の25.54円付近でのもみ合いから、一時は25.51円前後まで軟化した。
マレーシア保健省は23日、国内で新型コロナウイルスの感染者を過去最多の1884人確認したと発表。うち56%に当たる1060人がスランゴール州にあるゴム手袋製造世界最大手、トップグローブの外国人労働者向け寮で発生したとされ、マレーシア経済の先行きを懸念したリンギット売りが出ているようだ。
時事通信の報道によると、マレーシア当局の話として、トップグローブの47工場のうち半数超となる28工場で操業を停止する見込み。トップグローブはこれまでに従業員約5700人の新型コロナウイルス検査を終えており、残りの従業員も検査する方針。工場閉鎖が生産能力に及ぼす影響は明らかにされていない。
MYRJPY 25.5225
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。